伊勢志摩・難病シンポジウム 開催ついて
難病は今や、難病患者さんにとって「生か死か」だけの問題ではなく、「いかに自分らしい充実した時間を生きるか」が重要な問題となっております。このため当財団では、高度先駆的な難病治療による治癒率や予後生存期間などの治療成績向上だけでなく、難病患者対する各種専門家による治療法の開発や難病支援等に取り組んできました。臨床研究、緩和ケアの推進、相談支援と情報提供のモデル構築などを進め、「難病と共に生きる社会」における国民のニーズに応えるべく努めております。
このたび、当財団は、これまで取り組んできました慢性期と急性期の難治性疾患への取り組みの両方を同時に対応する試みとして、慢性期の難治性疾患としての掌蹠膿疱症性骨関節炎と急性期疾患としてのコロナ感染症への取り組み活動をモデル難病対策事業として披露発信してゆくため、2023年11月に第1回伊勢志摩・難病シンポジウムを開催することと致しました。
同シンポジウムでは、第1部で難治性疾患の征圧に向けたモデルスタディとなることが期待される掌蹠膿疱症 (PPP)と掌蹠膿疱症性骨関節炎の診療の手引きを中心に、関連疾患へ普及効果を多領域の診療科から多角的に分析検討し、SAPHO症候群など多くの難治性疾患の征圧に向けた先進的な取組みが紹介されます。また、第2部では、コロナ後遺症(Long COVID)の病態解明と治療法の開発及びコロナ感染症の重症化メカニズム解析やサイトカインストームの治療法におけるバイオ製剤の役割などに関する最新知見と将来展望を描き出す取り組みが披露発信されます。
*伊勢志摩・難病シンポジウム 概要参照 ⇒
つきましては、当財団の難治性疾患征圧に向けた事業目的と伊勢志摩/難病シンポジウム開催の趣旨に何卒ご理解ご賛同を賜り、格別のご支援ご高配を賜りたく、宜しくお力添えの程お願い申し上げます。
令和5年1月吉日
一般財団法人 難病治療開発機構
代表理事 西岡 久寿樹
専務理事 横田 俊平
専務理事 横田 俊平
伊勢志摩/難病シンポジウム組織実行委員会・プログラム委員会一同
横田 俊平 | 東京福祉大学教授 |
冨田 哲也 | 森ノ宮医療大学大学院保健医療学科教授 |
高柳 広 | 東京大学大学院医学系研究科免疫学教授 |
石原 陽子 | 一般財団法人難病治療開発機構研究主任 |
大西 孝宏 | 伊勢赤十字病院腎臓内科部長 |
黒岩 義之 | 財務省診療所健康管理医・帝京大学客員教授 |
大久保 ゆかり | 東京医科大学皮膚科学教室教授 |